September 05, 2014

【今 を 大 切 にす る 】p5-6

想い出の1曲、1場面、風景など、
何かあったかなぁと想いをめぐらせた時、
その曲とともにその当時の感情や気持ちを感じていませんでしたか?
 
また、身体の感覚もどこか、さっきまでと違った感覚になっていませんでしたか?
 
もしかしたら、
今、本を読んでいることを一瞬でも忘れ、
想い出に浸っていた瞬間がありませんでしたか?
 
まるで、タイムスリップしたような、ふと我を忘れていませんでしたか?
 
想い出の1曲、1場面、風景などを思い出した時、
あなたの意識や感情、身体感覚が、過去の記憶の中にあると云えませんか?
 
「確かにそうだが、想い出すように言われたから、過去に浸ってしまっただけだ。」
「いつも過去を想い出して、浸っている暇などないし、そんなことしていない。」
そう反論したくなった方もいらっしゃるかもしれません。
 
もう一度、前のページを読み直してください。
 
問いかけた文章は、
〈想い出の1曲って何かありますか?〉
〈想い出のあの場所、あの風景、写真ってありますか?〉
「○○ってありますか?」って問いかけただけです。
 
「現在」のあなたにとって、想い出の○○はありますか? 
と、問いかけただけです。
 
あるかどうかを質問しただけで、
あなたは、
その想い出の1曲(若しくは、場面や風景)と一緒に
過去の出来事を想い出し、あの時を感じたはずです。
 
敢えて、
印象的な「過去」を想い出してもらいましたが、
もう少し、身近な日常に置き換えて考えて見ましょう。
 
○さっき、仕事で失敗して、上司に怒られ、今もいやな気分である。
○アイツのことを想い出すと腹が立つ。
○トラウマがあって、あのことだけは想い出したくない。
○自分の学歴に劣等感がある。
○交通事故で受傷した。
○身心の傷が癒えた後もずっと悩まされる後遺症。

すべて過去の出来事ですが、
あなたが「現在」感じている感情は、
「過去」の出来事が起こった時に感じた感情や身体感覚です。
トラウマという言葉をご存知の方も多いと思われます。
(トラウマ=心的外傷とは、外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的ショックを受けた事で、
長い間、心の傷となってしまうことを指す)。

「過去」の衝撃的な出来事が、
常に「現在」の自分自身の言動に影響を与え続けているのです。

「過去」が「過去」のままであるなら、
「現在」の自分が「過去」の出来事を想い出しても、
ただ、「過去」のことでしかないはずですが、
その時の出来事で感じたツライ感情や身体の痛みを感じているのです。

交通事故で受傷した身心の傷の後遺症についても同じことが云えます。
一度は、傷も癒え、痛みも解消していたはずのものが、何かのきっかけで痛みだすのです。
その瞬間、身体感覚は、「過去」の状態を感じているのです。

この「過去」を想い出している状態の時も、「今」、なのです。

「過去」のある場面を想い出し、その場面の時に感じた感情や想い、
身心の感覚を再現し、再体験しているのです。

「過去」に経験したこと、記憶していることを、再現している状態だと、考えてみましょう。
身体全体を使って再現し、瞬間的に起こっているかのように感じてしまっているのです。

いろいろな「過去」を想い出している「今」なのです。

そんな「過去」を体験している状態の「今」があって、
その「過去」を想い出している【今を生きている】ということです。

このように「過去」の出来事を再現している「今」だと意識することで、
「過去」の出来事ではなく、
「今」の出来事となります。どうしようもなかった「過去」の出来事ではなく、
「今」あなたが行っているタイムリーな出来事として、
自分の意思で身体の感覚や感情、想いを変化させることができるのです。 


コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。