October 22, 2012

「空(くう)」 ~ある街角の手相家の物語~ (10)

その手相家の名前は、阿倍曇名(あべのうんめい)という。

11月18日、曇名は、予約していた〇〇旅館に向かいました。

女将のさゆりさんが切り盛りしている旅館です。

さゆりさんとは、曇名が、前に手相を観させていただいた方でした。

実は、手相を観させていただいた日に
お礼のメールをさゆりさんから頂いた数日後、
ご主人さんの手の平の写真もメールいただき、
アドバイス差し上げていたのでした。

ご主人さんは、確か、末期のがんだということでしたが、
手相からは、まだまだ人生のシナリオが書いてありました。
確かに、今のままでは、そのシナリオをブチっと切るように、
生命線や運命線を横切る線がありました。
一般にこういった線を障害線といって、よくない相ととらえるのですが、
曇名は、その線についての解釈が若干違っていました。

曇名は、一見よくないと思われる状態を使ってよくするということが得意でした。
たとえば、「頑固な性格を使って頑固な性格を柔軟にする。」
どうするかというと、「頑固に柔軟にすることを頑固に行ってもらうのです。」
結果的に、「頑固なのか、柔軟な考えを持っているかわからない状態になっていくのです。」
ちょっとたとえがわかりくにいですが、
障害と思われることを使って、障害を解消してもらうのです。

がんになられる方の多くに頑固な性格を示す手相の相が見受けられます。

さゆりさんのご主人さんにも、同じような線がありました。
そこで、頑固に、あるひとつのことをやっていただいたのです。
これは、身体のことについて、
いつもお願いしている〇〇さんから教えてもらったことなのですが、
これだけを頑固に続けていただいたのです。

曇名は手相を観ることだけしかできない不器用なやつでは、ありますが、
物事の事象の根っこをすぐに見極めることには、長けていたのでした。

旅館に着くと、なんだか、車も多く、バタバタしている様子、
女将のさゆりさんと若女将が、出迎えてくださいました。

曇名が、軽く頭を下げ、言葉が聞き取れないくらい早口で、
挨拶し、私にかまわず、他のお客様をおもてなししてほしいと手振りで、示しました。

お店などに入ると、そのお店の勢いがわかります。
勢いとは運気みたいなものですね。

伺った旅館の勢いは、とても温かく、ゆったりとしながらも、
凛としたエネルギーと、やわらかいエネルギーに満ちた、
癒しの場所になっていました。

どうやら、お客様に何を提供するか?
というのが、
女将さんをはじめ、すべてのその旅館で働く人たちが
意識しはじめたのだろうと感じました。

曇名にとって、旅の楽しみは、お風呂・・・。

温泉につかることなんです。
おいしい食事よりも温泉なのです。


~つづく~


手相・風水についての問い合わせは、
メディカルケアウォークの問い合わせ、もしくは、直接、お電話ください。
施術場所は、大阪 中津 
なかがわ整骨院、もしくは、出張(全国)にてお受けいたします。

yujihiwasa at 01:27│Comments(0)手相物語「くう」 

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